「行政書士事務所みまもり」は「福祉」と「防犯」を専門としております。その事業に対する私の考えをお話しさせていただきます。

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私は約10年間、危機管理や防犯の業務に従事していました。そして現在も行政書士事務所とは別に防犯事業を営んでいます。

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私は過去に暴力事件の被害に遭った経験や、その加害者が反社会的な道を歩んだのを見て、世の中の加害的な人物、社会の捕食者的となる人物から人や企業を守ることができるような人間になりたいと強く思うようになりました。そして、それを実現するために法律を学び、様々な防犯・危機管理の仕事に取り組み、専門知識を学んでまいりました。

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その集大成として、3年前に東京で新しい防犯インフラシステムを開発するスタートアップベンチャーを立ち上げることになりました。それからはそのサービスを日本中、世界中に広めることで、世の中から凶悪犯罪を無くすと本気で信じ、毎晩徹夜で開発に勤しんでいました。

残念ながら、その事業は様々なトラブルに巻き込まれたことにより頓挫し、大阪に戻り小さな防犯事業から再スタートすることになりました。大きな失敗をしてしまいましたが、事業に取り組む過程で、私が実現したかったのは単に「犯罪の無い世界」ではなく「人々が安全と尊厳を保ちながら、お互いに尊重し、リスペクトし合える世界」だということに気づくことができました。

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「福祉」と「防犯」は、全く異なる世界のようで、実は価値観が非常によく似ているのではないかと考えています。双方とも、すべての人に「安全」や「安心」を提供するために存在します。そしてその「安全」や「安心」は、身体的なものだけでなく、心理的なものも含まれるべきだと私は考えています。

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昨今、多くの場所で実力主義の価値観が疑問を持たずに受け入れ​られているように感じています。社会的に成功した人が称賛を浴びる反面、そうでない人は、自己責任の名の下に責め立てられ、経済面だけでなく尊厳すらも奪われるような場面を見かけることがあります。

しかし、実際には、当然ながら社会的な成功の有無、ビジネス的な市場価値だけで人の価値を図ることはできません。所詮社会的経済的な成功も​、あくまで先天的・後天的双方の要因がランダムに複雑に絡み合った結果の一つの現象でしかなく、一人一人が心身ともに尊重されるべき大切な存在であることには変わりはないと考えています。

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世の中は様々な人が支え合うことで成立しています。そしてそれは一見支える側に見える人も実は社会のシステムを支えることが最終的に自分自身の生活を守ることに繋がり、一見支えられる側に見える人も社会システムが機能している、あるいはしていないことを証明する役割を果たすことで、結果的に社会の秩序を保つことにつながるのではないかと考えています。どのような地位、立場の人であっても、ある面では支え、ある面では支えられて一つの社会を築いているのではないでしょうか。

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そして、​一部の加害性の強い者を除き、どのような人であっても等しく価値があり、尊厳を持ち、尊重され、リスペクトされ、幸せを求める権利があるという考えを実現する責任を、社会全体として負っているのだと思います。

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その実現は非常に難しく、容易に達成できるものではありません。ですが、行政書士事務所みまもりでは、微力ながらその一助となれるような活動をして参りたいと思っております。

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私は、人と円滑にコミュニケーションを取るためには、相手の方が歩んできた人生そのものに対してリスペクトを持つことが最も重要なことだと考えています。それは福祉の分野だけに限らず、多くの対人関係に通じる一つの解だと考えています。

もちろん自分自身がそれを実現できているかと言われると、できていない部分も大いにあります。ですが、その理想を目指し続けることが需要だと考えており、行政書士として福祉関連の業務を行う際も、その考えを常に意識しながら取り組んで参りたいと思っております。

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福祉に関わる人の中では、表現こそそれぞれ違うかもしれませんが、多くの方が「人々が安全と尊厳を保ちながら、お互いに尊重し、リスペクトし合える世界」を夢見て、目指していらっしゃるかと思います。
私も、行政書士の福祉関連業務を通じて、その一員として参加させていただければ幸いと考えております。

何卒行政書士事務所みまもりをよろしくお願い申し上げます。