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ノートとペン

コラム

【失敗談から学ぶ】会社設立で後悔しないための事前チェックリスト

「会社設立、これでバッチリ!」と思っていても、意外な落とし穴にはまって後悔するケースは少なくありません。特に、初めての起業では、法律や手続きの知識不足から思わぬつまずきに見舞われることも。

この記事では、実際に起業家が陥りやすい「会社設立での失敗談」から学び、あなたが後悔しないための事前チェックリストを徹底解説します。あなたの会社設立を成功させるために、ぜひこのリストを活用してください。


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失敗談1:事業目的が曖昧で、後から許認可が取れない!

「とりあえず何でもできるように」と、事業目的にあまり関係のない項目をたくさん詰め込んだり、逆に抽象的すぎて何をする会社か分からなかったりするケース。その結果、「この事業を始めるには〇〇の許認可が必要なのに、事業目的に記載がない!」という事態に陥り、定款の変更(費用と手間がかかります)や、最悪の場合は事業を開始できない、という事態に。


後悔しないためのチェックリスト

✔ 設立後すぐに始める事業を明確にする。

✔ 将来的に視野に入れている事業があれば、具体的に盛り込む。

✔ 記載する事業目的が、関係する許認可の要件を満たしているか確認する。

例:飲食店を始めるなら「飲食店の経営」、建設業なら「建設業」など。

✔ (プロに相談)事業目的の書き方として適切か、専門家(行政書士など)に確認する。



失敗談2:資本金が少なすぎて、信用が得られない・運転資金が足りない!

「とりあえず1円でも設立できるから」と、最低限の資本金で会社を設立。しかし、いざ事業を始めると、取引先からの信用を得にくかったり、銀行融資が難航したり、運転資金がすぐに底をついてしまうというケース。


後悔しないためのチェックリスト

✔ 当面の運転資金(最低3〜6ヶ月分)を明確にする。

✔ 取引先や金融機関から見て、十分な信用を得られる資本金を設定する。

業種や事業規模にもよりますが、ある程度のまとまった金額(例:100万円以上)が望ましいとされています。

✔ 創業融資や補助金・助成金の活用も視野に入れ、総合的な資金計画を立てる。

✔ 資本金の決定が、消費税の納税義務など税制面に影響しないか確認する。



失敗談3:会社設立後の「IT環境」を甘く見て、業務が非効率に!

会社設立で手一杯になり、設立後のメールアドレス、ファイル共有、会計ソフト、セキュリティといった「IT環境の整備」を後回しにしてしまうケース。結果、情報共有がスムーズにいかず、セキュリティ面で不安を抱えたり、経理処理に手間取ったりと、無駄な時間とコストが発生してしまいます。


後悔しないためのチェックリスト

✔ 会社専用のメールアドレス(独自ドメイン)をどうするか決める。

✔ ファイル共有や情報管理のツール(例:Microsoft 365, Google Workspace)を検討る。

✔ 会計ソフトや請求書発行システムなど、経理・バックオフィス業務のIT化を検討する。

✔ サイバー攻撃対策や情報漏洩対策など、最低限のセキュリティ対策を考える。

✔ (プロに相談)IT環境の構築について、専門家(ITの技術だけでなく、運用や法的リスクに詳しい専門家)に相談する。



失敗談4:許認可の取得を忘れて、事業を開始できない!

会社は設立できたものの、いざ事業を始めようとしたら「この事業は〇〇の許認可がないとできない」ということに気づくケース。例えば、飲食店を開業するのに「飲食店営業許可」を申請していなかったり、建設業を始めるのに「建設業許可」を持っていなかったりなど。許認可の申請には時間がかかるため、事業開始が大幅に遅れるだけでなく、違法営業になってしまうリスクも。


後悔しないためのチェックリスト

✔ 始める事業に必要な許認可(営業許可、登録、免許など)を全てリストアップする。

✔ 各許認可の取得要件(人的要件、物的要件など)を確認する。

✔ 許認可申請にかかる期間を把握し、事業開始までのロードマップに組み込む。

✔ (プロに相談)必要な許認可の有無、申請方法を行政書士に相談する。



失敗談5:定款内容を理解せず、後から変更が必要に!

定款は会社の「憲法」とも言える重要な書類ですが、ひな形をそのまま使ったり、内容をよく確認しないまま作成してしまったりするケース。後から役員報酬の決め方や、株主総会の運用などで不都合が生じ、変更手続き(費用と手間がかかる)が必要になることがあります。


後悔しないためのチェックリスト

✔ 定款に記載された事業目的、役員の任期、株式の譲渡制限などの内容を十分に理解する。

✔ 役員報酬や役員交代、株主総会など、将来の運営を想定した内容になっているか確認する。

✔ (プロに相談)定款の内容が、あなたの事業運営に最適か、専門家(行政書士など)にアドバイスを求める。



後悔しない会社設立のために:みまもり行政書士事務所がお手伝いできること

会社設立で後悔しないためには、これらの「失敗談」から学び、事前の準備と正確な手続きが不可欠です。しかし、忙しい起業家が全てを網羅するのは至難の業でしょう。

みまもり行政書士事務所は、あなたの会社設立を「失敗させない」ためのパートナーとして、以下の点で強力にサポートします。


  1. 事業内容に合わせた最適な会社形態・定款作成

    あなたの事業計画を丁寧にヒアリングし、事業目的の精査、資本金の妥当性、株式会社・合同会社の選択など、後々後悔しないための最適な定款作成をサポートします。

  2. 設立から必要な許認可までワンストップ

    会社設立登記だけでなく、飲食業、建設業、介護事業など、あなたの事業に必要なあらゆる許認可の申請まで一貫して代行。複数の窓口を行き来する手間を省き、事業開始までの時間を短縮します。

  3. 創業期のIT環境整備も徹底サポート

    会社設立後の「IT問題」は、多くの起業家が直面する課題です。当事務所は、**行政書士でありながらITの専門知識を持つ「ITに強い行政書士」**として、法人メールの設定、クラウドサービスの導入、基本的なセキュリティ対策など、効率的なIT環境構築を支援。ITに関する「面倒くさい」を解決し、本業に集中できる土台作りをお手伝いします。

  4. 「右腕」として事業の成長を継続的に支援

    会社設立はゴールではなく、スタートラインです。当事務所は、設立後もIT・法務顧問として、役所への各種届出、契約書の確認、そして日々のITに関するお悩みまで、あなたの事業の「右腕」となり、長期的な視点で継続的な成長を「みまもり」ます。



おわりに:確かな準備で、あなたの夢を確実に形に

会社設立は、あなたのビジネスの未来を切り拓く大切な一歩です。一人で抱え込まず、専門家と連携することで、これらの失敗を避け、安心して新たなスタートを切ることができます。

「どこから手をつけていいか分からない」「本当にこれでいいのか不安」そんな時は、ぜひ一度、みまもり行政書士事務所にご相談ください。あなたの夢を確実に形にするために、私たちがお手伝いします。

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