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ノートとペン

コラム

会社設立のその先へ:なぜ今、「パーパス(企業理念)」があなたの事業を成功に導くのか

「会社を設立する。でも、登記手続きのその先に、本当に大事なことは何だろう?」 「企業理念は掲げているけれど、それが本当に事業の羅針盤になっているだろうか?」

多くの経営者様が、事業を立ち上げる際、あるいは既存事業の将来を見据える中で、このような問いを抱えているのではないでしょうか。会社設立の手続き自体は、専門家のサポートがあればスムーズに進められます。しかし、事業の真の成功は、単なる法的な手続きや売上目標の達成だけでは測れません。


今、ビジネス界で注目されているのが、企業の存在意義や社会的使命を明確にする**「パーパス(Purpose)」、すなわち企業理念や事業理念**の重要性です。これは、単なる建前ではなく、事業の持続的な成長、優秀な人材の獲得、そして顧客からの深い共感を得るための強力なエンジンとなります。


この記事では、なぜ今、企業理念がこれほどまでに重要なのかを深掘りします。そして、会社設立のその先に、あなたの「想い」を明確な「パーパス」として形にし、それを事業活動全体に浸透させることが、いかに激しい競争を勝ち抜き、事業を成功に導くかを具体的にお伝えします。


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「会社設立」の次に来る問い:あなたの事業の「存在意義(パーパス)」とは?

会社設立は、あなたの事業が社会に公に認められる第一歩です。しかし、法人格を得ただけでは、事業が自然と成長するわけではありません。会社を「生きた組織」として機能させ、社会に価値を提供し続けるためには、その「生きる目的」が必要です。それが企業理念であり、現代においては「パーパス」という言葉でより広く認識されています。


私たちは、単に会社設立手続きを代行するだけでなく、その先の「事業の成功」を見据え、経営者の皆様が「本当に強い会社」を築くための支援を重視しています。


1. 不確実な時代を乗り越える「羅針盤」となるパーパス

VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代と呼ばれる現代において、事業環境は予測不可能で、変化のスピードは加速しています。そのような状況下で、企業は常に困難な意思決定を迫られます。


明確なパーパスがあれば、「私たちは何のために存在するのか」「何を大切にするのか」という原点に立ち返ることができます。これにより、外部環境に振り回されず、ブレずに最適な意思決定を下すことが可能になります。単なる利益追求に終わらない、社会的な意義を伴う意思決定は、企業に強靭な回復力(レジリエンス)をもたらします。


2. 社員の「エンゲージメント」を高め、組織を活性化するパーパス

現代のビジネスパーソンは、給与や待遇だけでなく、「何のために働くのか」「自分の仕事が社会にどう貢献するのか」といった「やりがい」や「意味」を重視する傾向にあります。

明確なパーパスは、経営者だけでなく、共に働く社員にとっての「拠り所」です。「私たちはこのパーパスの実現のために働く」という共通認識が生まれることで、社員は自律的に業務に取り組み、困難を乗り越える一体感が醸成されます。これは、優秀な人材の獲得競争が激化する中で、企業が選ばれるための重要な要素であり、組織の生産性とイノベーション能力を高める源泉となります。


3. 顧客やステークホルダーとの「共感」を生み、選ばれ続けるパーパス

顧客は今、単に製品やサービスの機能性や価格だけでなく、**「どんな会社が、どんな想いで提供しているか」「その企業は社会にどう貢献しているか」**という価値観にも注目するようになっています。


明確なパーパスは、企業の個性を際立たせ、ブランド価値を高めます。顧客、取引先、地域社会、投資家など、あらゆるステークホルダーからの共感と信頼を得ることで、単なる経済的な取引を超えた、強固な関係性を築くことができます。これは、持続可能な事業成長の基盤となります。


4. イノベーションを促進し、新たなビジネスチャンスを創出するパーパス

パーパスは、既存の事業領域に囚われない、新たなアイデアやイノベーションを生み出す源泉にもなります。例えば、環境問題への貢献をパーパスに掲げれば、それが新しい技術開発や事業提携のきっかけとなるかもしれません。


パーパスを軸にすることで、企業は単なる経済活動の枠を超え、社会課題解決への貢献を追求する「ソーシャルイノベーション」にも繋がり、結果として新たなビジネスチャンスを創出する可能性が高まります。



あなたの「想い」を明確な「パーパス」に:みまもり行政書士事務所の支援

私たちは、単なる会社設立の手続きを代行するだけの事務所ではありません。経営者の皆様が抱える「想い」や「ビジョン」を深く理解し、それを具体的な「パーパス」として言語化し、事業活動全体に落とし込むプロセスからサポートします。


1. 「想い」を「言葉」にするパーパス策定支援

「頭の中にはあるんだけど、うまく言葉にできない」 「抽象的すぎて、社員に浸透させられるか不安だ…」

ご安心ください。当事務所は、あなたの事業への情熱、社会への貢献意欲、目指す未来などを丁寧にヒアリングし、「構造を可視化し、整理して伝える力」を活かして、あなたの「想い」を明確な「企業理念」や「事業理念」、あるいは「パーパス」として言語化するお手伝いをします。 これは、単なる紋切り型のフレーズを作る作業ではありません。あなた自身の価値観と事業の核を深く掘り下げ、「なぜこの会社を設立するのか」という問いへの、あなた自身の本質的な答えを導き出すプロセスです。


2. パーパスに基づいた事業目的・定款策定

策定したパーパスは、会社設立の「事業目的」や「定款」の内容にも反映させるべきです。パーパスと実際の事業活動が一致していることは、対外的信用を高めるだけでなく、将来的な事業展開の指針にもなります。 私たちは、パーパスを反映した、戦略的かつ法的に適切な事業目的の記載をサポートし、登記手続きとパーパス策定をシームレスに繋げます。これにより、設立当初から企業の軸が明確になります。


3. パーパスを浸透させるためのIT・法務基盤構築

どんなに素晴らしいパーパスも、社員や顧客、その他のステークホルダーに伝わり、日々の活動に落とし込まれなければ、その力を発揮できません。


  • デジタルコンテンツでの表現

    理念やパーパスを効果的に伝えるためのウェブサイト構成、採用ページのコンテンツ、企業SNSでの発信内容などについても、IT活用を前提としたアドバイスを行います。

  • 社内共有ツールの導入と活用

    社員がパーパスを常に意識し、日々の業務に落とし込めるよう、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのグループウェア導入支援、社内wikiやナレッジベース構築を通じた情報共有の仕組み作りを行います。

  • 契約書・規約への反映

    パーパスを尊重した取引関係や、顧客との信頼関係を築くための契約書作成支援や利用規約への反映も可能です。


私たちは、行政書士でありながらITの専門知識を持つ「ITに強い行政書士」として、あなたのパーパスが単なる言葉で終わらず、事業活動全体、特にデジタル環境に浸透するための具体的なIT・法務基盤の構築を支援します。



4. パーパスを軸にした事業成長の継続支援

パーパスは一度作ったら終わりではありません。事業の成長と共に、その浸透度を高め、常に立ち返るべき軸として機能させることが重要です。


当事務所は、会社設立後のIT・法務顧問として、パーパスに基づいた事業運営を継続的にサポートします。日々の法務相談、ITに関する困りごと、さらなる業務効率化の提案、そしてM&Aや新規事業展開の検討時にも、パーパスを軸とした意思決定をサポートし、貴社の持続的成長を「みまもり」ます。



おわりに:理念ある会社が、未来を創造する

会社設立は、あなたの夢を形にする第一歩です。しかし、その一歩を、単なる法的手続きで終わらせてしまうのはもったいない。

真に強い会社、社会から必要とされ続ける会社を築くために、ぜひ「パーパス」を深く見つめ直す機会を設けてみませんか?


私たち行政書士事務所みまもりは、会社設立の専門家として、あなたの「想い」を明確な「パーパス」に昇華させ、そのパーパスに基づいた盤石な事業基盤を築くお手伝いをいたします。

「会社の軸を明確にしたいが、どうすればいいか分からない」 「パーパスを法的な書類やITにどう落とし込めばいいか知りたい」 「企業理念を掲げたが、社員にどう浸透させればいいか悩んでいる」


どんな疑問でも構いません。あなたの夢を形にするための第一歩を、私たちと一緒に踏み出しませんか?

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